永井均著『独在性の矛は超越論的構成の盾を貫きうるか 哲学探究3』
2024-03-23


いつものように、他者に対する私の特別性と並列性がどちらも成り立たなければならない矛盾、独在性の問題が語られ、今回は後半で、ダン・ザハヴィ、シドニー・シューメイカー、ヘクター=ネリ・カスタネダ、大森荘蔵らの理論を独在性の視点から批判している。批判の要点は、大森荘蔵らが「特別な私が一般的な私になることはいかに可能か」という問題を無視している、ということである。
[本]

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