山田正紀著『神君幻法帖』
2020-10-24


17年 1月14日読了。
 山田風太郎へのオマージュ。幻法と名付けられた不思議な術と、現代科学用語を駆使したその目茶苦茶な解説が読み処。巻末のインタビューに依ると、ニヒリズムとナンセンスを強調したらしい。狙いはよく判るし、共感する部分も多いが、全体にちょっと軽すぎる。軽いのはエンターテインメントとして欠点ではなく、俺の趣味の問題。もっと、ねっとりと密度高いのが俺好み。
[本]

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