2020-02-23
15年12月16日読了。
暫く読んでから再読である事に気付く。内容を殆ど覚えていないのだ。太平洋戦争の海戦から敗戦までの四年間に小学校三年生から六年生に成って行く少年の物語。
何処にでも居そうな身近な人々が多い中で、佐脇という老人だけが欠点のない完成した理想的人物として描かれる。ちょっとリアリティがない感じもする。
戦時中の生活が描かれているが、反戦を前面に押し出している訳ではなく、戦時下という異常な状況の中でも、子供達には子供達らしい活き活きとした内面世界があるという、考えてみれば当たり前な、でももしかすると忘れがちかも知れない物語。男女七歳にして席を同じゅうせずにいたりすると、却って異性を意識したりするんだろうな。
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