アンドリュー・ラング著『りこうすぎた王子』
2020-06-04


16年 5月26日読了。
 御伽話のパロディー。かしこすぎて傲慢な嫌われ者の王子が主人公。最も嫌っているのが実の父親である王。王子は竜を倒して姫を手に入れるが、王子を嫌う人々は釈然としない。妖精や魔法の存在を絶対に認めようとしない王妃が面白い。捻りが効き洒落ているが、19世紀末の出版と知って驚く。
[本]

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