ジギズムンド・クルジジャノフスキィ著『未来の回想』
2019-06-16


14年 6月28日読了。
凝った文章はなかなか面白いが、現代の読者には受け入れられにくいだろうなとも思う。主人公はタイムマシンを開発していて、遂には時間旅行を行うのだが、不条理は時間旅行という非日常からではなく、それとは無関係な歴史の流れや周囲の人々から齎される。訳者あとがきの言葉を借りれば、ディストピアは未来にではなく現在にある。
[本]

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